INTERVIEW #

07

進化を続ける、氷見のクラフトビール

山本悠貴さん(Beer Cafe ブルーミン)

KEYWORDS

  • Uターン
  • クラフトビール
  • 職人
  • 開業
  • 飲食

2020.07.25 UP

氷見漁港からすぐ、湊川のほとりに一軒のビール醸造所がある。『Beer Cafe ブルーミン』は、氷見ならではの地元に根ざしたクラフトビールを造る醸造所で、氷見の海が見渡せるカフェスペースには、県内外からの旅行客や地元のファン達が出来立てのビールを楽しみに集まってくる。店主の山本さんにクラフトビールの魅力、氷見でクラフトビールを造っていくことについて伺った。

– 山本さんは、氷見の出身ですが、大学進学を機に東京に出られたんですよね。そこから氷見にUターンして、『ブルーミン』を開業されるまで、どんな経緯があったんですか?

山本:大学卒業後、そのまま東京でIT系の会社に就職しました。そこではエンジニアとして働いていたのですが、その頃にたまたま出会ったクラフトビールに衝撃を受けました。色も香りも味も様々なクラフトビールの幅の広さ、自由さにどんどん惹かれていき、遂にはビール業界に転職することになりました。ブルワリーパブを運営する会社に就職し、クラフトビールについて勉強を重ねました。 「いつかは自分のブルワリーを持ちたい」という漠然とした思いを抱えて、氷見市が東京で開催していた移住イベントに参加しました。そこでの氷見の方々との出会いがきっかけで、ふわっとしていた考えがどんどん具体的になっていき、地元にUターンして『ブルーミン』を開業することになりました。

– 『ブルーミン』では「湊川エール」や「煮干ブラック」といった氷見に根ざしたクラフトビールを造っておられますよね。そこにはどんな思いがあるのですか?

山本:やはり地元の人達に「これが氷見のビールだ!」と誇らしく思ってもらえるようなビールを造りたいという気持ちがあります。クラフトビールの大きな魅力として、素材を自由に選べることがあります。氷見の地元の食材を使ってみたり、氷見という土地の様々な条件が、新しいアイデアを育んでくれます。

クラフトビールは色々飲んで違いを味わうのも楽しい

– 氷見でクラフトビールを造っていくにあたって感じることや、心がけていることはありますか?

山本:クラフトビールは、素材や製法も様々で本当にたくさんの種類があります。自由なことがおもしろい反面、何か決まった完成形があるわけでも無いので常に試行錯誤の連続です。たまには氷見を飛び出して、クラフトビールのコンテストに出品したり、他のブルワリーを見学しに行ったりと常に外の空気には触れるよう意識していますね。

– 『ブルーミン』ならではの取り組みや、今後の展望があれば教えてください。

山本:氷見は車文化なので、「仕事帰りに軽く一杯」というのがなかなか難しい場所ではあります。『ブルーミン』ではそのようなお客様が、ご自宅でも『ブルーミン』のビールを楽しんで頂けるようにテイクアウトでビールを販売しています。

クラフトビールのおいしさの追求はもちろんですが、このような取り組みを通して氷見のみなさんにとって、もっとクラフトビールが身近な存在になったらなと思います。 『ブルーミン』の新作ビールが、ちょっとした街の話題になったりしたら嬉しいですね。クラフトビールを通して、少しでも氷見の街に活気を生み出せたらと思っています。

Beer Cafe ブルーミン

住所 / 富山県氷見市比美町24-10
TEL / 0766-54-6596
HP / http://brewmin.com/
営業時間 / 平日 18:00~21:30(LO21:00) 土曜 11:30~14:30(LO14:00) - 18:00~21:30(LO21:00) 日祝 11:30~14:30(LO14:00)
定休日 / 火・水曜日

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