INTERVIEW #

08

氷見だからこその「支えあい」

澤田美葉さん(干もの家 氷見)・吉川奈美さん(CAFE la liberte NAMI)

KEYWORDS

  • Uターン
  • ケーキ
  • 干物
  • 職人
  • 開業
  • 飲食

2020.07.25 UP

氷見の商店街に、干物屋とケーキ屋が、同じスペースに入った不思議な建物がある。店主はそれぞれ別で、あくまでスペースのみシェアしているという形だが、氷見だからこその光景とも言える。
『干もの家 氷見』を営む澤田さんは、ネット販売からお店での物販まで一人で業務をこなし、『CAFE la liberte NAMI』を営む吉川さんは、様々な飲食店でのパティシエ経験を活かし、彩り豊かなおいしいケーキを作っている。母親でもあるお二人に、氷見での仕事・子育てについて聞いてみた。

– まず『干もの家 氷見』を営む澤田さんにお伺いしたいんですが、東京から氷見にUターンしたきっかけは何だったんですか?

澤田:東京で就職・結婚・出産・育児を経験し、当時は、富山に帰ってくるという予定は全く無かったんです。 ただ、いざ育児を始めてみると、都市部での育児は窮屈な思いの連続だったんです。困った時の相談や助けを求める先もない、働きたいのに、子供を預ける先もなかなか見つからない…。それだったら、家族のいる氷見に戻った方が…と思うようになりました。やはり子育てが大きな転換点だったと思います。

『干もの家 氷見』の澤田美葉さん

– 『CAFE la liberte NAMI』の吉川さんは、澤田さんと以前からお知り合いだったのんですか?

吉川:全然(笑)。今年に入ってから知り合いました(笑)。私は、高校生の頃にパティシエになりたいと思ってから、フランス留学や、様々な飲食店でパティシエとしての経験を積んできました。たまたま『干もの家 氷見』さんの調理スペースが空いていたので、そこをお借りする形になり、今では美葉ちゃん(澤田さん)と楽しくルームシェアしてます(笑)。

澤田:奈美さん(吉川さん)は、本当にもうお姉さんという存在になっていて、色んな相談にも乗ってもらって、いつも支えてもらってます(笑)。

『CAFE la liberte NAMI』の吉川奈美さん

– 氷見で商売をする難しさはありますか?

澤田:基本的には物販で干物を販売しているのですが、店の縁側で干物を焼いて提供することもできます。ネット販売もしているので、繁忙期はてんやわんやする時もありますが、地元の方に支えられてがんばってます。

購入した干物は、炭火で焼いてその場で食べることもできる

彩り豊かな『CAFE la liberte NAMI』のチョコレートケーキ

– 吉川さんは、5人のお子さん、澤田さんは2人のお子さんを抱えるお母さんでもあります。仕事と子育ての両立、氷見の子育て環境ってどうですか?

吉川:開業するに至ったのは、家族の応援があったことが大きいですね。夫が理解してくれているので、仕事で家を空ける時も、子どもの面倒をちゃんと見てくれます。夫の両親にも本当に感謝していますね。

澤田:氷見は働き方という面では、共働きが当たり前だけど、親の協力をえられるのは大きいですよね。助成金も他の地域と比べて多いと思います。 氷見は何も無いように言われるけど、海沿いの公園を散歩したり、親兄弟も一緒にキャンプやバーベキューに行ったりできる豊かな環境があるとあると思います。

吉川: 仕事面においても生活面においても、家族や地域の人と支え合っていける基盤があることが氷見の良いところかなと思いますね。

干もの家 氷見・CAFE la liberte NAMI

住所 / 富山県氷見市比美町9-8
TEL / 0766-50-9593(受付9:00~17:00)
HP / http://himonoya-himi.shop/
営業時間 / 9:00~17:00 ※17:00以降は予約限定営業 ※CAFE la liberte NAMIは12:00〜
定休日 / 不定休

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