INTERVIEW #

02

人と人を繋ぐ、氷見の和菓子

松木功太さん(松木菓子舗)

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  • 和菓子
  • 後継ぎ
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  • 職人

2020.03.27 UP

祖父が創業した和菓子店『松木菓子舗』を3代目として引き継いだ松木功太さん。日々のおやつ菓子、ご贈答菓子、仏事慶事のお菓子など、ひとつひとつ丁寧に手作りされた和菓子は、おいしい出会いを人々に提供し続けている。今年で創業72年目になる『松木菓子舗』の和菓子作りについて、店主の松木さんに伺った。

取材・文 / 坂本是広

– 松木さんはどのように和菓子職人の世界に入っていったのですか?

松木:そもそも実家が和菓子店を営んでいたことがきっかけで、自分も和菓子職人を志すようになりました。大学卒業後、石川県の津幡町の和菓子店で3年間の修行をした後に家業を継ぎました。一般的なイメージの通り、職人の世界は手取り足取り教えることはしないので修行時代は苦労しましたが、それが今の和菓子作りにも繋がっています。

– 『蒸ヨンカク』『十重二十重』『ポとテとト』などオリジナリティー溢れる和菓子も店頭に並んでいます。これらの和菓子は、どのように生まれているのでしょうか?

松木:和菓子は、四季を表現することができます。日本の四季は地方によって変わるので、それがその土地独自の和菓子を生み出します。氷見は自然豊かなところで、それが新しい和菓子作りのヒントになることも多いです。和菓子から氷見の景色を感じてもらえたらうれしいですね。当店は、氷見市民病院の向かいにあり、お客様が安心して召し上がれる体に優しい和菓子を作りたいという気持ちから『蒸ヨンカク』が生まれたりと、そのような条件が新しい和菓子作りに繋がることもあります。

ディスプレイにはさまざまな和菓子が美しく並ぶ。

– 『松木菓子舗』の和菓子作りで、大切にしていることは何でしょうか?

松木:和菓子は、一人で食べることより、家族だったりお客さんとだったり、誰かと食べることが多いお菓子だと思うんです。そんな時に、その味を一緒に楽しんだり喜んだりできる、人と人を繋ぐような和菓子を作りたいと思っています。そして和菓子は、決して一人で作ることが出来るものではなく、素材の生産者と職人の技術、そしてお客様から求められることではじめて形になると思います。そのようなストーリーを大切にしながら、和菓子を作り続けていきたいと思います。

– 松木さんは、若くして『松木菓子舗』の3代目店主となったわけですが、氷見において商いを続けていくことはどのようなことだと思いますか?

松木:「損得ではなく善悪」。まだまだ判断に迷うことも多いのですが、迷った時は、常にそれを基準に考えています。父親が2年前に亡くなったとき、色々な方に助けられたことで、その恩返しをしていきたいと思うようにもなりました。自分だけが良い思いをするのではなく、地域全体で良いことも悪いことも共有し、支え合っていける土壌と文化が氷見にはあると思います。

松木菓子舗

住所 / 富山県氷見市鞍川1037-4
TEL / 0120-134-083
メール / info@matsukikashiho.jp
HP / https://www.matsukikashiho.jp
営業時間 / 8:30~18:00
定休日 / 毎週火曜日

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