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大人のたまりbar - 旧山城倉庫の活用

2023.10.21 UP

建物というのは本当に不思議。人がいなくなると息をしなくなってしまうけれど、人が手をかけ始めたとたん、呼吸を始め、動き出していく。空いている物件に愛着をもって、ひと時でも物件を甦らせることができたら、まちに灯りが増えていくのだ。

文/升方芳美

澤田さんはゲストハウスSORAIROの管理人。お料理をふるまい、お部屋を設えてお客様をお迎えしている。地域おこし協力隊1期生として氷見に移住をして〇年のベテラン移住者。いつかはまちなかで、みんなが気軽に立ち寄れるバーをやりたいな、と言い続けていらっしゃいました。
ゲストハウスSORAIRO(氷見市速川にある一軒宿)


大人だって夢を描いたり、チャレンジしたい。そんな市民の願いを叶えてくれたのが、景観まちづくり事業です。澤田さんは早速エントリー。念願のまちなかバーの実現へ向けて動き始めました。





国道415号沿でバーができる物件を探し、以前から気になっていた倉庫へ。所有者さんへ事業の主旨をお伝えし、ご協力をお願いしたところ、ご快諾いただきました。異ノウ種交流会の企画と連携し、準備を進めていきます。すでにゲストハウス業等で多忙を極める澤田さんを、都市計画課の優しい職員の方々や、氷見まちづくり協議会スタッフがサポートします。





いよいよ「大人のたまりbar」のオープンです。





思ったより気温が低くなり、心配もしましたが、会場のにぎわいで熱気は上昇。「楽しみにしていた!」と開始時間と同時に来てくださる女子、ご近所の方、お孫さん連れの男性、ベビーカーを押したお若いファミリー、澤田さんの知人友人等もたくさん立ち寄ってくださいました。




今秋氷見漁港のそばでバーをオープンする堀本ご夫妻もご来場、チャレンジショップbreakでエシニュー(エシカル商品のセレクトショップ)をオープンされた土田さんも保育園のお迎えの合間に顔を見せてくれました。


皆さんお互いに、初めましてと挨拶を交わしたり。隣の方とおしゃべりしたり。まさに気軽に立ち寄れる、まちなかバー!澤田さんの念願が叶いましたね。







会場には氷見高校生のベンチ&ライトプロジェクト紹介コーナーも設けられました。通りからも映える、氷見高校生が制作したHIMI BENCH。ライトもお魚の形で、とっても氷見らしい。彩りをありがとう!





あいにくの雨の中でしたが、焚火も登場。昨年は中止になってしまったのでリベンジできてよかった。

人が集まる場所を作れたこと、空き物件にひと時だけでも灯りを灯せたことで、新しい物語ができました。またどこかで!






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