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当たり前の日常の尊さ

2024.02.11 UP

ありふれた、当たり前の日常の尊さを誰もが気づいたあの日。潰れた家屋、割れた道路、盛り上がった地面。怖かった当時をなかなか直視できずにいたかもしれないけれど、氷見の町は一日一日、動いています。

文 / 升方芳美

風は吹いていたけれど晴れた元旦だったので、初詣に出かける人も多かったです。伊勢玉神社に詣で、上日寺へ。



お正月ですから、家にのんびりしていたという方も多かったと思います。初詣の帰り、車に乗っていたという方もありました。


2024年1月1日16時10分、能登半島地震が発生してしまいました。珠洲ではマグニチュード7.6、氷見でも震度5、多くの人が初めて感じる強い揺れでした。津波警報を聴いて、近所の人たちと声を掛け合い、避難所に身を寄せて皆で過ごした夜。夜明けに見えた海は、静かに波打っていました。





倒壊した建物内にいた方は全員無事救出され、本当に良かったです。一瞬にして町のようすが変わりました。






よく通っていた大好きだったお店や建物も使えなくなってしまいました。町のあちらこちらで被害のようすが見られます。







断水が長引いた市内地域もあり、多くの不便がありました。大切な家屋や、事業用の物件が被害にあった方もたくさんいらっしゃいます。まちなかの至るところで工事は続いていますが、日常生活が戻りつつあります。


未だ大変な状況にある能登半島の皆さんにも、一日も早く当たり前の日常が戻り、どうか穏やかに過ごせますように。当たり前の日常を大切に過ごしていきたいと思います。




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